メタマスク|スワップができない原因と対処法

MetaMask
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「メタマスクでスワップが出来ないんだけどどうすれば良い?」

本記事はこのような人におすすめです。

この記事でわかること
  • スワップができない原因と対処法
  • スワップのやり方

メタマスク|スワップができない原因と対処法

メタマスクでスワップができない原因として以下の5つが考えられます。

  • スリッページによるもの
  • 残高不足(ガス代不足)
  • スワップをするタイミングが悪い
  • スワップに対応していないネットワークを利用している
  • 市場に十分な流動性がない


スリッページによるもの

スワップが出来ない原因の1つ目はスリッページによるものが考えられます。

スリッページとは、スワップの保留中・確認時間中に設定した範囲以上の価格変動をした場合、そのスワップをキャンセルしてくれる機能(※メタマスクではデフォルトで 2% に設定されている)



具体的に解説します。

とある人が通貨Aを100円の時点でスワップしようとしています。(※この時のスリッページは 2% に設定)

この時スワップの保留・確認時間中に通貨Aの価格が 3% 上昇(103円)した場合、設定されたスリップの許容範囲(2%)を超えてしまうためスワップがキャンセルされます。

このようにしてスワップが出来ないということもあるので一度確認してみましょう。

スワップが失敗してもガス代はかかるので注意です。


スリッページの対策

スリッページの許容範囲は自由に設定可能です。

基本的には 2% に設定されていますが、アプリ版の場合は最大 5% まで、PC版の場合は最大 15% まで広げることができるので必要な方は設定しておきましょう。



やり方は下画像で解説します。

▼アプリ版

メタマスク スワップできない 対策
  • 『最大スリッページ』をタップ
メタマスク スワップできない 対策
  • 右にスライドしてスリッページを調節


▼PC版

メタマスク スワップできない 対策
  • 歯車をクリック
メタマスク スワップできない 対策
  • 最大スリッページを設定
  • 『更新』をクリック


残高不足(ガス代不足)

スワップができない原因として2つ目はウォレット内の残高不足(ガス代不足)が考えられます。

メタマスクでスワップをする場合、利用しているチェーンのネイティブトークンがガス代として必要です。

ネットワークネイティブトークン
EthereumETH
PolygonPOL
Binance Smart ChainBNB



ちなみにガス代は状況によって変動しているため、具体的にどのくらい必要かと言われても答えらません。

ですが、目安として一回のスワップで 0.005 ETH 〜 0.01 ETH ほどはウォレットに入れておかないとスワップできないことが多いです。(※Ethereumの場合)

残高不足(ガス代不足)の対策

残高不足(ガス代不足)の場合は以下4つの対策があります。

  • ネイティブトークンを入金する
  • スワップする金額を減らす
  • ガス代が安い時間帯を選ぶ
  • ガス代をカスタマイズする



この中でも基本的なのがネイティブトークン(ETH)の追加入金ですね。

スワップする金額を減らしても最低限のガス代がないとスワップができませんので最低限のETHを入れておきましょう。

他にはガス代が安い時にスワップする方法ガス代をカスタマイズして安くする方法があります。

ガス代をカスタマイズする方法はこちらをご覧ください。

ガス代を下げるとスワップの保留時間/確認時間が長くなるため、価格変動リスクやスリッページによってキャンセルされる可能性も出てきます。


スワップをするタイミングが悪い

スワップができない原因3つ目としては、スワップをするタイミングが悪い可能性が考えられます。



具体例としては

  • スワップを実行するのが遅すぎた場合
  • スワップの見積もりが更新される直前にスワップを実行した場合

これらの場合はスワップが失敗することがあるので覚えておきましょう。

対策としては

  • できるだけ早くスワップを実行する
  • 見積もりが更新される直前にスワップを実行するのは避ける

この2つですね。

スワップ未対応のネットワークを利用している

スワップができない原因4つ目としては、スワップ未対応のネットワークを利用してることが考えられます。

メタマスクはさまざまなネットワークに対応していますが、スワップには対応していないネットワークも存在します。

スワップ未対応のネットワークの場合はスワップができないようになっていますので覚えておきましょう。

またこれまではスワップできたのに急にできなくなった場合、一度ブラウザやアプリを再起動してみるか、ネットワークを切り替えてみてください。


市場に十分な流動性がない

スワップができない原因5つ目としては、市場に十分な流動性がないことが考えられます。

「流動性がある状態」とは大型スーパーのように品揃えが豊富で誰でもすぐに商品を購入できる状態。逆に「流動性がない状態」とは小さいお店のように品揃えが少なくすぐに品切れを起こす状態。


メタマスクのスワップ機能はアグリゲータープライベートマーケットメーカーから提供された流動性からスワップを行なっています。

アグリゲーターとは、複数の取引所や流動性プール(DeFiプロトコルなど)を幅広く利用して、ユーザーに最適な取引条件を提供するためのツールやサービスのこと

プライベートマーケットメーカーとは、特定のプロジェクトや取引ペアのためにカスタマイズされた流動性供給を行うマーケットメーカーの一種


そのためそもそも流動性がない通貨のスワップはできないので注意しましょう。

参照元:Token swaps

メタマスク|スワップのやり方

ここではスワップのやり方について簡単に解説していきます。

メタマスク スワップ やり方
  • 『⇅』をタップ
メタマスク スワップ やり方
  • 『スワップ』をタップ


メタマスク スワップ やり方
  • スワップする通貨を選択
  • スワップする金額を入力
  • 受け取る通貨を選択
  • 『クォートを入手』をタップ
メタマスク スワップ やり方
  • 『スワップ』をタップ
  • 完了

スワップのガス代は状況によって変動しますが、今回は 0.00214 ETH(1043円)と見積もりが出ました。

クソ高いですよね。

Ethereumはガス代がかなり高いので個人的にはあまり好きじゃないです。

まあ基本的に 0.01 ETH ほどのガス代を確保しておけばスワップ1〜2回分のガス代は足りると思いますので確保しておきましょう。

まとめ

今回はメタマスクのスワップができない理由と対処法について解説してきました。

記事まとめ
  • スワップができない、失敗する原因5選
    • スリッページによるもの
    • 残高不足(ガス代不足)
    • スワップをするタイミングが悪い
    • スワップ未対応のネットワークを利用している
    • 市場に十分な流動性がない
  • スリッページはお好みで設定できる(アプリ版:2~5%、PC版:2~15%)
  • ガス代はカスタマイズできる(※ガス代を低く設定するとスワップの確認時間がかなり遅くなる)
  • スワップが失敗したとしてもガス代は発生するので注意

では今回はこの辺で終わりたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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