「スプレッドって?手数料との違いは?」
「スプレッドはどうして発生するの?スプレッドはどうすれば抑えられるの?」
「スプレッドが安い取引所はどこ?」
スプレッドとは?

スプレッドとは、簡単に説明すると通貨の『買値と売値の価格差』です。
仮想通貨取引所には販売所というものがあり、ここでは通貨を買うときの値段と売るときの値段に差があります。
つまり販売所では、通貨を購入直後に売却すると価格差分損するということになります。
例えば、1BTCを販売所で買う場合 購入する時の価格が約500万円 売却する時の価格が約480万円 同じ時間帯でもこのように買う時と売る時とで大きな価格差があることがほとんどです。 この場合、1BTC購入直後に売却すると500万円で購入したのにも関わらず手元に残るのは480万円になります。
スプレッドは通貨の種類・仮想通貨取引所・取引タイミングによって変わって来ますが、大体はどの仮想通貨取引所を選ぶかが重要です。
スプレッド(売値と買値の価格差)が大きいと損失も大きく、スプレッドが小さいと損失も少ないと覚えましょう!
スプレッドと手数料との違いは?
スプレッドと手数料がごっちゃになっている人も多い印象です。
理由は仮想通貨取引所の口座開設してもらうために手数料とスプレッドをごっちゃにしてあやふやな解説をしている記事が多いのが原因ですね。
・スプレッドは通貨の買値と売値の価格差のこと。
・手数料は通貨の売買の時に取引額に対して数%支払うもの。
スプレッド | 手数料 |
---|---|
通貨の買値と売値の価格差 | 通貨の取引額に対して数%支払う |
販売所で発生 | 主に取引所で発生 |
ちなみに手数料は大体0.01%~0.1%程度なのがほとんどなのに対して、スプレッドは大体5%前後ある場合が多いです。
スプレッドの5%前後と比較したら手数料の0.01%~0.1%程度たいしたことないんですよね。
なのでこれから口座開設しようとしている人には、手数料ではなく、『スプレッドがどのくらいなのか』ということに注目して仮想通貨取引所を選んでほしいです。
手数料の安さに惑わされないようにお得に取引しましょう!
スプレッドが発生する理由は?
スプレッドが発生する理由は『販売所』で取引をするからです。
仮想通貨取引所には以下の2種類の取引方法があります。
- 販売所形式(手数料なし・スプレッドあり)
- 板取引(手数料あり・スプレッドなし)
この販売所形式で通貨の取引をするとスプレッドが発生します。
販売所 | 取引所(板取引) | |
---|---|---|
取引相手 | 仮想通貨交換業者 | 個人 |
メリット | 手数料がない場合が多い・スムーズに取引できる | スプレッドがなく、手数料が安い |
デメリット | スプレッドが高い | 取引が少し難しい |
販売所は仮想通貨取引所(コインチェックやビットフライヤーなど)を相手に通貨の取引を行います。
仮想通貨取引所はスプレッドが利益となるので、取引所を利用している人に高く売って安く買い取るということをしています。
繰り返しますが、スプレッドの幅が大きい仮想通貨取引所は利益も大きくなるが、そこを使用するユーザーは損失が大きくなるということです。
仮想通貨取引所でスプレッドを確認する方法

スプレッドの確認方法は業者によって表示などが違いますが、
- 仮想通貨取引所のHPを開く
- 下にスクロールし、『販売所』のリンクを開く(※業者によっては『ビットコイン販売所』『アルトコイン販売所』といった表示をしている場合もある)
- 確認したい通貨を選ぶ
- 買値ー売値=スプレッド(価格差)
大抵はこんな感じでわかります。
ですが一部の業者には口座開設して通貨を実際に購入するまではスプレッドが分からないようになっている場合もあります。
もしスプレッドが安い場合は隠す必要がないので、わからないようになっているという事はスプレッドが高いと判断しても大丈夫だと思います!
スプレッドを抑えて仮想通貨の取引をする方法

スプレッドが高い販売所で取引している人は、スプレッドが低い販売所やスプレッドがない取引所(板取引)で取引している人と同じ通貨・同じタイミングで売買してもスプレッドの分だけ大きな差が開いていきます。
せっかく資産を増やそうと仮想通貨の取引を始めたのに、最初から損するのが確定していては本末転倒ですよね。
そうならないために、スプレッドの影響を無くすか減らすコツを紹介します。
- 取引所(板取引)で取引を行う
- スプレッドの安い取引所で取引をする
- 取引回数をなるべく少なくする
販売所ではなく取引所(板取引)で通貨の取引を行う
スプレッドを抑える方法で一番いい方法は販売所ではなく『取引所』で仮想通貨の取引を行うことです!
何か特別な理由があって販売所でないといけない場合を除けば、販売所ではなく取引所(板取引)で取引するのが最善の方法だと思います。
ただし注意してほしいのが、大抵の仮想通貨取引所では販売所では取り扱い通貨の数量が多いけど、取引所(板取引)ではかなり少ないというパターンが多いです。
⬇︎販売所と取引所の取り扱い通貨の数量比較
取引方法 | コインチェック | ビットフライヤー | DMM Bitcoin | GMOコイン | bitbank | Liquid by Quoine |
---|---|---|---|---|---|---|
販売所 | 16種類 | 15種類 | 11種類 | 18種類 | 14種類 | 11種類 |
取引所 | 5種類 | 1種類 | 0種類 | 11種類 | 15種類 | 11種類 |
このように販売所と取引所とでは取り扱っている通貨に大きく違いがあります。
どこか一つだけ口座開設するとすれば『bitbank』一択
仮想通貨取引所は、セキュリティの高さ・手数料の安さ・取り扱い通貨の数量など、選ぶ際のポイントがありますが。
販売所を基準にするのではなく、取引所(板取引)がどれだけ充実しているかで選ぶと損をしなくて済みます。
その基準で選ぶとしたら僕は『bitbank』をおすすめします。
理由は取引所で取り扱っている通貨の量が一番であり、手数料も安く、セキュリティも高いからです。
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スプレッドの安い仮想通貨取引所で取引する
どうしても「取引所では難しくて販売所じゃないと無理!」という方はスプレッドの安い仮想通貨取引所で口座開設しましょう!
スプレッドの幅について調べてみましたので参考までに見ていってください!
⬇︎1BTCあたりのスプレッドランキング
ランキング | 1位 | 2位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
---|---|---|---|---|---|---|
仮想通貨取引所 | DMM Bitcoin | bitbank | Liquid by Quoine | GMOコイン | コインチェック | ビットフライヤー |
スプレッド | 1.5% | 2.9% | 2.9% | 4.8% | 6% | 8% |
2022年5月時点で、BTCのスプレッドの安さトップ3が『DMM Bitcoin』『bitbank』『Liquid by Quoine』です。
ですがスプレッドは取引する通貨の種類・取引タイミングなどで変化するので必ず自分で確認してから口座開設しましょう!
取引回数を少なくする
取引回数を少なくすることもスプレッドを抑えることができます。
スプレッドは売買するごとに発生するので取引回数が多ければ損失も大きくなります。
なので短期トレードをせず、長期保有してなるべく取引回数を減らすようにしましょう!
まとめ:スプレッドとは?
- スプレッドは買値と売値の価格差のこと
- 仮想通貨取引所には『販売所形式』『板取引』の2種類の取引方法がある
- スプレッドは『販売所形式』の取引方法で発生する
- スプレッドと手数料は別物
- 販売所と取引所では取り扱っている通貨の数が違う場合がほとんど
- スプレッドを安く抑えるにはそもそも『販売所』を使わない
- スプレッドを抑えるにはスプレッドが安い取引所を使う
- スプレッドを抑えるには取引回数を減らす
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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